ととふぁんど 投資日記と備忘録

2011年100万円から開始。億り人を夢見て、中小型株のスイングを中心に投資しています。

通貨の価値は政治力で決まる?

通貨の価値は政治力で決まる - Japan Real Time

http://realtime.wsj.com/japan/2013/05/10/通貨の価値は政治力で決まる/?mod=WSJBlog

外為市場には様々な要因が影響するため、将来の相場を予想するのは難しい。だが、外交力、つまりパワーバランスからある程度想定することは可能だ。1985年のプラザ合意以降の円高トレンドが専門家からよく指摘されるように、基軸通貨ドルを持つ米国が他国に対して不利な立場にさらされるとは考えにくい。
FPG証券の深谷氏は、その例をクリントン政権による1995年以降の政策にも見出す。「ドル安政策によって衰退ぎみだった米国企業を再生させた後、今度はドル高政策にスイッチして資本を集めIT産業を強化した。ITバブルがはじけると再びドル安政策に転換し、経済の立て直しにつなげた」と指摘する。こうした米国の意向に翻弄(ほんろう)されてきたのが日本経済だ。
実際ドル・円のチャートをみると、阪神大震災が発生した95年4月に1ドル79.75円へと記録的な円高に振れた後、今度は一転して円安に傾き99年には130円付近に進んだ。


というのが、ウォールストリートジャーナルの記事ではあるが、実際に安部政権は、初の訪米の際、アベノミクスによる為替変動について米国がどの程度まで容認するか、確認していると思われる。

オバマは、120円まで容認したよ、というのは、赤ずきんさんのブログに出ていたが、あれ以来、政治家から為替や日経平均に対する具体的数値をあげて発言する下品なアピールはなくなったし、安部政権はグリップをしっかり効かせて、政権運営…を行ってきているというのが、今の所の評価だ。

アベノミクスで、今のところ、一番信じられるのは、円安で、現状これ以上の円安を望む声は、産業界からは聞かれなくなったが、ここまでくると、歯止めをかけれるのか?という点が気になるところ。